こんにちは!
2tトラックから大型まで乗って最終的に軽貨物で独立して宅配一本たまにスポット便、フードデリバリーで活動しているカズヤ(@KAZU_GORI41)です。
今回は宅配において最重要とも言える作業《積込》についてお伝えしていきます。
ヤマト・佐川・郵政など、どの業者で仕事をするにしても荷物の積込は避けては通れません。
特に朝の荷物は一番量が多いので、ここを適当に積んでしまうと現地で荷物が見つからず、時間をロスしてしまいます。
時間が無駄に過ぎるということは「不在」が多くなり、荷台のスペースは取られ、売上が立たないなど、いいことは一つもありません。
皆さんも今回紹介する方法を試して効率良く荷物をお届けしましょう。
・積込は意識すれば誰でも上手くなる
・現場で配達するときのことも考えながら積むこと
なぜ積込が重要なのか
冒頭でもお伝えした通り、朝一発目の荷物は後ろまで目一杯積むこともあります。
最初のうちは住所と地図が合致せず、ルートが上手く組めず、更に荷物が多いと焦って何をどう積めばいいのかわからなくなると思います。
人それぞれやり方に違いはあれど、共通して効率良く回れるように積むというのを意識して積んでいます。
では、どうすれば効率良く回れる積み方が出来るかを紹介していきます。
積込のコツ3選
町会毎にまとめる
これは基本中の基本なのでまずはここから始めましょう。
大体委託ドライバーには3〜5町会くらいが担当エリアとして渡されます。
自分の車を俯瞰で見て最初に回る町会は運転席の後ろ、最後に回る町会は助手席の後ろなど、エリアで固めて行く順番に取り出しやすいように積みましょう。
(私の場合、広さに差はあるが7町会を担当しています。前半4町会、後半3町会を午前中に2回ピストンしてます。)
箱の形・重さを意識する
これも基本的な考え方だけど、当然荷物は形・重さが違います。
上の方には軽くて小さいもの、下の方には重くて大きいものが基本になるでしょう。
特に気をつけるのは天井近い高さに重い荷物(飲料など)を積むと右左折時やカーブの際にかかる遠心力で必ず落ちてきて荷崩れします。
飲料の一般的な重さは500ml×24本入りで大体12キロほどです。
天井から降ってきたら確実に下の荷物は潰れますよね。
潰れた荷物はお客様の所へは当然持っていけません。
(中身に異常がなくても、そんな潰れた箱渡されてもドライバーに不信感しか抱かないですし、クレーム入れられてドライバーさんの立場が悪くなるです。)
最悪、荷物事故として扱われ弁償となるケースもあります。
そうならないために軽いものは上、重いものは下の鉄則だけは守りましょう。
2個口とかで一気に持っていきたい時は重いものを上にして持つと腕にかかる負担がガクッと減ります。
これは登山のテクニックの応用で、重い荷物は上にしたほうが同時に持った時に軽く感じます。
重い荷物と軽い荷物を重ねて運ぶとき、重い荷物(重心)を上にした方が軽く感じます。登山をされる方はご存知かもしれませんが、非常持出袋(リュック)も詰め方ひとつで軽く感じ、楽に運ぶことができます。重い物は上の背中側に、軽い物は下の外側に詰めるのがコツです。ぜひ試してみてください。
参照:警視庁 重いものが軽くなる(?)方法
小物は助手席にまとめる
積込の際に意外とネックになるのが薄型の荷物・アパレルにありがちな柔らかい袋物・歪な形の箱(特にアマゾンに多い)です。
これらを他の箱物と一緒に組むと非常に不安定になり、荷崩れを起こすので危険です。
そういう時に助手席を使うと、薄型や袋物なら20個くらいなら問題なく置くことができます。
ですが、そのまま置くと何かしらの衝撃で崩れることもあるので、オリコンなどの収納可能な箱があると便利です。
積込には時間をかけてもいい
どうでしたか?積込一つでもこれだけ注意点があるんです。
しかもこれはあくまで【初心者編】です。
一回に積む数量を増やすにはさらに応用が必要になりますが、基本的にはこれをしっかり体に染みつけば問題ありません。
そして出発の時間を決めてギリギリまで積込に時間をかけましょう。
私の場合6時から検品・積み込みを始めますが、8時に出発するので7時55分ぐらいまで積み込みしています。
ギリギリまで時間をかけてどこに何を積んだか記憶し、現場でスムーズに配達にできるように頑張りましょう!!
まとめ
今回の記事のまとめとして
・箱の形状・重さを意識して、上から下に向けて大きく重たい荷物にする。
・例外として重い荷物の軽い荷物の上にすると軽く感じるので、テクニックとして覚えておきましょう。
・小物は荷崩れを起こす引き金になるので小物だけでまとめましょう。